電車で乗り合わせたマクシミリアンに連れられて、マクシミリアンの恋人イラーリアの住むマルティーニ農園に泊めてもらったポルフィ。農園の周りには手入れの行き届いた花々や豊かな果樹園が広がっていた。裏庭でヤギを見つけたポルフィは乳絞りを手伝わせてもらうが、ミーナやと一緒に幸せに暮らしていた時のことを思い出してしまう。朝食の席で、ポルフィはマクシミリアンや農場の主人デュリオ、グレタらに勧められて、しばらく滞在してミーナを探すことにする。ポルフィと一緒に車で町に買い物に出たイラーリアは、農園の周りに広がるオリーブ畑や小高い丘に立つ城の廃墟を案内してくれたが、ポルフィがオリーブの収穫を手伝ってくれたザイミスのことを話すと、イラーリアは友だちと言う言葉に暗い表情になるのだった。