ポルフィはイラーリアとレベッカを何とか仲直りさせたいと思い、イラーリアをカリスト屋敷の近くまで引っ張っていくが逃げ出されてしまう。マクシミリアンから「そんなに簡単じゃない」と言われてしまい、ポルフィは悔しい気持ちのまま一人で屋敷に向かうが、レベッカもまた中に閉じこもったままポルフィの呼びかけに応えてはくれなかった。翌朝、張り切って働くポルフィをイラーリアが町に誘ってくれる。イラーリアは立ち寄ったカフェでポルフィに昨日のことを謝ってくれたが、どうしてレベッカと会わないのかと聞かれても、マクシミリアンが言っていたように「簡単ではない」と話すだけだった。すっかり自信を無くしてしまっているイラーリアだが、レベッカの方も本当は会いたいのだと分かれば、2人はきっとまた友だちに戻れると思うポルフィ。それは、口では会いたくないと言うレベッカが、一度壊してしまったイラーリアとお揃いの人形を、今でも大切に飾っていたからだった。難しく考える大人たちを前に、ポルフィは一計を案じる。