第26話 「汽笛がきこえたら」


(2008年06月29日)

26.jpgミーナがカラブリアに向かっているらしいことを知り、名残を惜しむ間もなく農園に別れを告げて列車に飛び乗ったポルフィ。朝になって寝入ってしまったポルフィが目覚めると、乗り込んだ貨物列車ごとシチリア島に渡ってしまっていた。島でミーナを探すことにしたポルフィは、カターニャの市場にやって来る。魚売りの少年から近くの海で魚が取れることを聞いたポルフィは、自分も魚をとってお金に換えようと思いつく。潮溜まりで大きな魚を見つけ格闘していたポルフィの前に、見知らぬ少年マイケルがやってきた。マイケルが一緒に手伝ってくれたおかげでとうとう目当ての魚を捕まえることができると、ポルフィは市場に戻ってさっきの魚売りの少年にとれた魚を自慢する。しかしポルフィは、本当はよそ者が島の海で漁をしてはいけないことを知らなかった。ポルフィたちの後ろにはいつの間にか大きな体の男たちが睨みを利かせて立っていた。そしてそのまま、2人はトラックの荷台に乗せられ、島の大物ドン・マンシーニのところに連れて行かれてしまう。