北イタリアの小さな町に移ったミーナたち。無理矢理手伝わされたミーナの失敗で、カルロスのいかさまが見破られてしまったために、一行は慌てて酒場を飛び出した。ミーナに当たるカルロスは、ずっとミーナを連れて行くつもりなのかとイザベラに問いただすのだった。列車でさらに別の街に移ると、そこには温泉を目当てに貴族やお金持ちがたくさん訪れていた。宿泊している安宿の前で、早速占いを始めたイザベラ。ミーナの澄んだ声音の口上に行き交う人々は足を止め、一人の女性がイザベラに占いを頼んできた。ミーナがその様子をじっと眺めていると、一人の身なりの良い男の子がミーナに話しかけてくる。驚いたミーナが宿の中に駆け込むと、男の子はミーナを追って来たが、階段の途中で突然苦しそうに咳をして倒れこんでしまう。