愛知県のおかざき世界子ども美術博物館にて、ラスカル展が開催されます。かつて子どもたちに国民的な人気をあった『あらいぐまラスカル』をその原作から広く網羅した展示会です。この展示会では単にラスカルの作品を紹介するだけでなく、展示を見た子どもたちに国際的な視野を身につけてもらい、『あらいぐまラスカル』という作品を通して、人間と自然とのかかわりなど環境・共生という視点から自分たちの暮らしを見つめなおしてもらうことを目標としています。お子様とともに『あらいぐまラスカル』の世界を改めて知っていただけるものです。
<あらいぐまのラスカル展>
主催: | おかざき世界子ども美術博物館 「あらいぐまのラスカル展」実行委員会 |
会期: | 平成20年5月10日(土)~平成20年7月6日(火) |
会場: | おかざき世界子ども美術博物館 TEL/0564-53-3511 |
開館時間: | 午前9時~午後5時00分(入館は午後4時30分まで) ※7/2からは開館時間が午後5時30分まで(入場は午後5時まで) ※会期中の休館日:毎週月曜日 |
入館料: | 大人(16歳以上)300円(240円)、小人(小 中学生)100円 (80円) ※( )は20名以上の団体料金 ※各種障害者手帳所持者とその付添者、岡崎市内の小・中学生は無料 |
展示点数: | 約120点(予定) |
<展示内容>
●スターリング・ノースと故郷エジャトン
作者スターリング・ノースの年譜を紹介、また「ラスカル」の舞台となったアメリカのウイスコンシン州エジャトンの街、自然を概観します。
● スターリング・ノースと文学
アメリカの代表的な自然派作家として活躍したスターリング・ノース。その生涯を、発表された文学作品、とくに児童文学、
自然文学などの原書、挿絵等によって紹介します。 なかでも代表作「ラスカル」には、原作者スターリング・ノースの少年時代の
あらいぐまとの思い出、ラスカルをめぐる人間模様が、とりまく自然とともに描かれています。ここでは「ラスカル」の世界を中心に、
実際にスターリングの使用したカヌーのパドルなど当時の関係資料を展示。さらには、スターリング・ノースの生涯を綴った映像
なども紹介いたします。
● アニメーションへの展開
日本でテレビアニメのラスカルが放映されたのは、1977年でした。当時、スターリング・ノース少年とラスカルの出会い、
愛と友情の物語は、大きな感動を巻き起こし、そのキャラクターは、今も根強い人気があります。
ここでは、テレビアニメーションの成立までを原画、当時の取材写真、アニメーション30周年の映像等により紹介いたします。