日本アニメーションが創り出してきた作品群の制作過程にスポットを当てた企画展「THE 世界名作劇場展~あの日の感動がよみがえる、ラスカル、パトラッシュ、トム・ソーヤー ~」が、福岡アジア美術館にて開催されます。
制作スタジオ・日本アニメーションが創業時から目指し続ける「世界中の子どもたちと家族に向けた、心を豊かに育むアニメーションづくり」。夢と感動がいっぱいの、心温まる作品を生み出してきた制作過程にスポットを当て、アニメーションの礎を築いた「職人」たちによる、本展覧会で初公開となる貴重な制作資料や原画などを展示いたします。映像、立体物なども交え、綿密な世界観づくり、魅力的なキャラクター設定、温かみを感じる作画など、「世界名作劇場」シリーズを中心としたアニメーション制作の舞台裏を公開します。
■会期 | 2016年10月15日(土)~2016年11月20日(日) 10:00~20:00 休館日:毎週水曜日 ※最終入場は閉場の30分前まで(最終日は18:00閉場) |
■会場 | 福岡アジア美術館 企画ギャラリー |
■所在地 | 福岡市博多区下川端町3-1-7F |
■主催 | テレビ西日本 |
■特別協力 | 日本アニメーション(株) |
■企画制作 | 東映(株) |
■入場料 | 一般:1,000円(900円) / 高大生:800円(700円) / 小中生:600円(500円)
※( )内は前売り、20人以上の団体、満65歳以上(シルバー手帳等の年齢を証明できるものを提示)の割引料金身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳(以上の手帳を提示した人の介護者1人を含む)及び、特定医療費(指定難病)受給者証、特定疾患医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証を提示の場合は無料 |
■お問合せ | テレビ西日本 事業部 092-852-5507 ホームページ:http://faam.city.fukuoka.lg.jp/ |
1.キャラクター設定の原画約100点展示
アニメづくりの基盤ともいえるキャラクター設定の原画を初公開!
今では貴重なセル画、放送当時の懐かしいグッズなども展示します。
2.宮崎 駿氏 直筆の『赤毛のアン』レイアウト約30点展示!
高畑勲氏が演出・脚本を、場面設定を宮崎駿氏が担当した、世界名作劇場の第5作目「赤毛のアン」。一般公開は初となる当時のレイアウト原画を一挙公開します。
3.森やすじ氏、遠藤政治氏のイメージボードや初期スケッチ展示!
アニメーションの企画段階ならではのアイデアが満載のイメージボード。「フランダースの犬」をはじめ初期のラスカルなどの貴重なスケッチは必見です。
日本における初期の本格的な商業用アニメーションの発足に携わり、指導的な役割を果たした。数々の児童向けアニメーション映画・テレビ番組制作に参画し、日本最初のカラー長編漫画映画『白蛇伝』など、長編漫画映画の製作にも携わる。『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』など長・短編アニメ製作を通じて、その後第一線で活躍することになる多くの人材〔高畑勲、小田部羊一、宮崎駿、杉井ギサブローなど〕を育成。1975年より日本アニメーションでメインスタッフとして携わり、『フランダースの犬』など、TVアニメの創生期に大きく寄与した。
4.井岡雅宏氏、椋尾篁(むくお たかむら)氏による背景美術の世界
世界各地の様々な国や地域、登場人物の生活までも鮮やかな色彩で描き、数多くの名シーンを支えてきた背景美術。美術監督が手掛けてきた背景画を多数展示します。
東映動画、ズイヨー映像での経験を経て、1975年より日本アニメーションで「世界名作劇場」を中心に美術監督を務める。
1983年にパンメディアに移籍後、間もなくして体調悪化のため降板。1985年に44歳の若さでこの世を去る。
豊かな色彩感覚に裏打ちされた、絵画的レアリスムが画風の特色。宮崎駿、高畑勲をはじめ、業界内外でその技術は高く評価されている。
●『赤毛のアン』のシーンを完全再現!「アンの窓辺」で写真撮影
グリーンゲイブルズの部屋の窓辺で空想をふくらませるアン。アンの窓辺を実寸で再現し、記念撮影を楽しんでいただけます。
●スペシャルシアター
これまで日本アニメーションが手がけた企業CM、キャンペーン映像などを一挙にご覧いただけます。短尺ながらも温かみのあるストーリーが好評を博した、今では見られない貴重な映像も公開します。
THE 世界名作劇場展では貴重な原画を使用した展覧会限定のオリジナル商品を取りそろえております。
ここでは、その一部をご紹介いたします。
※各商品は売り切れる場合がございます。予めご了承ください。