仕上グループ仕上
色彩設計なんて言うと仰々しく聞こえますが、平たく言えば、真っ新なキャラクターに色を与える仕事です。簡単に見えるかもしれませんが、実際はそんな単純なものではありません。原作物なら作者の意図を汲みつつ、オリジナルなら自分のセンスを軸に、周りの意見も聞きながら、作品の世界観に合った色を構成していきます。
アニメーション制作のスケジュールはいつもタイトなので、常に、物量、内容、時間等を考慮しつつ、1カット毎に上手くまとめていくのが腕の見せ所ですね。
私が就職活動をしていた当時、この業界の求人情報は乏しく、知人の伝手や、風の便りを捕まえる他なく、かなり難しいものでした。そんな時、制作進行一択でしたが、日本アニメーションが募集をかけていると聞き、とにかく何でもいいから現場に潜り込まなければという思いで応募しました。
運良く採用して頂き、念願の職業にはつけましたが、日々時間に追われ、担当話数のペイントが間に合わない時は作業を手伝っていました。そこで折を見て当時のプロデューサーに相談して、仕上げ部に異動しました。でも、制作進行での経験は後の仕事に大いに役立つこととなりました。
日本アニメーションは、各部門が同じ社屋で作業しているので、アニメ制作過程をほぼ見渡せることができます。
別部署のスタッフとも盛んに交流でき見聞が広まります、そこが魅力的ですね。
努力次第で自分の道が切り開ける職場なので、まずは応募してみてください。