日本アニメーションが創り出してきた作品群の制作過程にスポットを当てた企画展「THE 世界名作劇場展~制作スタジオ・日本アニメーション 40年のしごと~」が、松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階)にて開催が決定。
制作スタジオ・日本アニメーションが創業時から目指し続ける「世界中の子どもたちと家族に向けた、心を豊かに育むアニメーションづくり」。夢と感動がいっぱいの、心温まる作品を生み出してきた制作過程にスポットを当て、アニメーションの礎を築いた「職人」たちによる、本展覧会で初公開となる貴重な制作資料や原画などを展示いたします。映像、立体物なども交え、綿密な世界観づくり、魅力的なキャラクター設定、温かみを感じる作画など、「世界名作劇場」シリーズを中心としたアニメーション制作の舞台裏を公開します。
■会期 | 2016年12月10日(土)~2016年12月25日(日) 午前10時~午後7時30分 ※ただし最終日12月25日(日)は午後6時閉館(いずれも入館は閉館30分前まで) ※会期中無休 |
■会場 | 松坂屋美術館(松坂屋名古屋店 南館7階) |
■所在地 | 〒460-8430 愛知県名古屋市中区栄三丁目16番1号 |
■主催 | 松坂屋美術館、中日新聞社、東海テレビ放送 |
■特別協力 | 日本アニメーション(株) |
■企画制作 | 東映(株) |
■入館料 | 一般:900円(700円) / 高・大生:700円(500円) / 中学生以下無料
※( )内は前売り、団体割引料金 ※団体割引は10名様以上 |
■お問合せ | ホームページ:http://www.matsuzakaya.co.jp/nagoya/museum/2016_meisakugekijyo/ |
1.キャラクター設定の原画約100点展示
アニメづくりの基盤ともいえるキャラクター設定の原画を公開!
今では貴重なセル画、放送当時の懐かしいグッズなども展示します。
2.森やすじ氏、遠藤政治氏のイメージボードや初期スケッチ展示!
アニメーションの企画段階ならではのアイデアが満載のイメージボード。「フランダースの犬」をはじめ初期のラスカルなどの貴重なスケッチは必見です。
森 康二(もり やすじ 1925年1月28日 – 1992年9月5日)/アニメーター、絵本作家。
日本における初期の本格的な商業用アニメーションの発足に携わり、指導的な役割を果たした。数々の児童向けアニメーション映画・テレビ番組制作に参画し、日本最初のカラー長編漫画映画『白蛇伝』など、長編漫画映画の製作にも携わる。『太陽の王子 ホルスの大冒険』『長靴をはいた猫』など長・短編アニメ製作を通じて、その後第一線で活躍することになる多くの人材〔高畑勲、小田部羊一、宮崎駿、杉井ギサブローなど〕を育成。1975年より日本アニメーションでメインスタッフとして携わり、『フランダースの犬』など、TVアニメの創生期に大きく寄与した。
3.宮崎 駿氏 直筆の『赤毛のアン』レイアウト約30点展示!
高畑勲氏が演出・脚本を、場面設定を宮崎駿氏が担当した、世界名作劇場の第5作目「赤毛のアン」のレイアウト原画を一挙公開します。
4.井岡雅宏氏、椋尾篁(むくお たかむら)氏による背景美術の世界
世界各地の様々な国や地域、登場人物の生活までも鮮やかな色彩で描き、数多くのシーンを支えてきた背景美術。美術監督が手掛けてきた背景画を多数展示します。
1941年生まれ、北海道出身。
数々のアニメーションの背景画を描き、美術監督として活躍。
東映動画、ズイヨー映像での経験を経て、1975年より日本アニメーションで「世界名作劇場」を中心に美術監督を務める。
1983年にパンメディアに移籍後、間もなくして体調悪化のため降板。1985年に44歳の若さでこの世を去る。
豊かな色彩感覚に裏打ちされた、絵画的レアリスムが画風の特色。宮崎駿、高畑勲をはじめ、業界内外でその技術は高く評価されている。
●『赤毛のアン』のシーンを完全再現!「アンの窓辺」で写真撮影
グリーンゲイブルズの部屋の窓辺で空想をふくらませるアン。アンの窓辺を実寸で再現し、記念撮影を楽しんでいただけます。
●スペシャルシアター
過去に手がけた企業CMなど今では見られない貴重な映像も公開します。
THE 世界名作劇場展では貴重な原画を使用した展覧会限定のオリジナル商品を取りそろえております。
ここでは、その一部をご紹介いたします。
商品名称:USBハブ(あらいぐまラスカル)
価格:1,296円(税込)
商品名称:手回しオルゴール(2種)
価格:各1,200円(税込)
商品名称:とびだすめも(フランダースの犬)
価格:432円(税込)
商品名称:B5リングノート(あらいぐまラスカル)
価格:692円(税込)
※各商品は売り切れる場合がございます。予めご了承ください。