この作品は、カナダの著名な児童文学作家バッジ・ウィルソン(Budge Wilson)が、モンゴメリ財団から依頼され、「赤毛のアン」100周年を記念して執筆した物語です。北米ではペンギンブックスから2008年2月に、日本では新潮社から同年7月に刊行されました。ストーリーは、アンがマシュウとマリラに出会う前の11年間の生い立ちを、力強い筆致で綴った続編です。里親の元で貧さと労働に明け暮れる厳しい生活のなかで、そのたぐいまれな想像力を駆使して希望を失わずに生きる、常に前向きで豊かな感情溢れる少女アン・シャーリーの原点を描き出しています。
アニメーション化にあたっては、人気の高い前作の物語作りを踏襲した上で、スタッフ・キャストとともに新しいアンの世界を作り出します。
「こんにちは アン ~Before Green Gables」によって新たに開かれた扉の先にある“世界で最も有名な赤毛の少女アン・シャーリー”の知られざる幼い時代のエピソードは、今迄のファン層にも十二分にアピールし、また子どもたちにとっては、長く読み継がれてきた名作文学に初めて親しむきっかけとなるでしょう。