世界名作劇場 レ・ミゼラブル 少女コゼット

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第7話 迷子のエポニーヌ

ワーテルロー亭にパリ帰りのお客・ベランジェが立ち寄った。食卓を囲みながら、エポニーヌはベランジェの土産話に聞き入り、華やかな都・パリへの憧れを募らせていく。仕事に励みながらその話を耳にしたコゼットは、だんだんにパリに住んでいた幼い頃のことを思い出してベランジェと意気投合するが、エポニーヌはコゼットが憧れのパリを知っていることにショックを隠せなかった。翌日もエポニーヌはイライラを募らせるが、おかみたちにも相手にされず、とうとう癇癪を起こしパリへと一人で家出してしまう…。
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第8話 お母さんのスカート

工場を首になってから仕事の見つからないファンティーヌ。そうと知らずテナルディエは理由をつけてはコゼットの養育費をねだる。売れるものは何でも処分し、ようやくコゼットの冬支度のためのスカートを贈ったが、コゼットの目の前でアゼルマに横取りされてしまう。やがてとうとうワーテルロー亭への送金が途絶えてしまい、テナルディエに母を謗られたコゼットは、我慢できずに「きっと迎えに来る」と訴えるのだった。一方街中で偶然ファンティーヌの身の上を知ったアランは、マドレーヌにそのことを伝えるが、ファンティーヌは既に路上生活者にまで身を落としてしまっていた。

第9話 テナルディエの悪だくみ

通りすがりに受けた嫌がらせに歯向かったファンティーヌは、反対に自分が悪者として逮捕されそうになるが、そこへマドレーヌが登場して彼女を救う。しかしファンティーヌは辛い生活のせいですでに重い病にかかり、安堵と疲れから倒れてしまうのだった。マドレーヌはファンティーヌの身の上を知り、自分がコゼットを引き取ることを約束するが、市長の使いとしてワーテルロー亭を訪れたメイエが持参した大金を見て、テナルディエ夫妻は悪だくみを思いつく。

第10話 迷いのマドレーヌ

いよいよ自らコゼット迎えに行こうとした矢先に、ジャヴェールから「ジャン・ヴァルジャンが捕まった」と聞かされて以来、悩み続けているマドレーヌ。過去の罪を悔いているが、濡れ衣を着せられた老人を見捨てずに自分が本物だと名乗り出ることで、人々を幸福にする使命を果たせなくなってしまうことを恐れてしまう。しかし裁判の前日の夜、ジャン・ヴァルジャンは夢の中でミリエル司教に自分の心の迷いを告白し教えを請うのだった。一方コゼットは、村の神父に助けられて母にあてて手紙を書くが、おかみに捨てられてしまったことを知らないまま、返事を待ち続けていた。

第11話 サンプリスの嘘

マドレーヌの帰りをひたすら待ち続けるアランとシスター・サンプリス。日に日に弱るファンティーヌを慰めることしかできない二人の前にマドレーヌが現れ、いまだにコゼットを連れ戻せていないことを告げる。アランはファンティーヌを元気づけるため「病気が治ればコゼットに会える」と偽りを告げようと思いつくが、サンプリスに嘘は罪だといさめられてしまう。そして一刻を争う中で、今度こそワーテルロー亭に向かおうとするマドレーヌの前に、ジャン・ヴァルジャンを追って来たジャヴェールがとうとう立ちはだかる。

第12話 ひとりぼっちのコゼット

警察の網をかいくぐりモンフェルメイユ村へと急ぐジャン・ヴァルジャンは、間一髪のところでジャヴェールの追っ手をかわす。ワーテルロー亭では、ファンティーヌからの仕送りが途絶え商売もうまくいかなくなってきたテナルディエ夫妻が、コゼットの唯一の味方のガブローシュを奉公に出すことになり、コゼットはひとりぼっちで辛い仕打ちに耐えなければならなくなった。クリスマスイブの木枯らしの夜、一人で泉まで水汲みに行かされたコゼットは、暗闇の中寒さと恐怖に震えながら母を思い出して涙をこぼすのだった。


世界名作劇場 レ・ミゼラブル 少女コゼット