世界名作劇場 レ・ミゼラブル 少女コゼット

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第37話 マリウスの誤算

市民の期待を背負ったラマルク将軍が姿を見せなくなり、パリの街にはますます重い空気が広がっていた。革命の噂がささやかれ、それを威嚇するかのように警察や軍隊があちこちに姿を現し始めていた。ある日ガブローシュは、街で偶然マブーフを手助けする。家へと送る途中、ガブローシュは人々が立ち上がろうとしている様子を話したが、マブーフはどんな理由があっても、人が争うのは良くないことだとガブローシュを諭すのだった。ジャンはコゼットの身の安全を守るため、パリを離れてイギリスへ連れて行こうとする。悲しむコゼットからそのことを打ち明けられたマリウスは、ある決心を胸に、再び祖父のジルノルマンの元を訪れる。
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第38話 コゼットとエポニーヌ

マリウスを信じて待っていたコゼットに、今すぐ荷物をまとめ屋敷を出ることを突然告げるジャン。コゼットは再びマリウスと会えなくなることを恐れるが、トゥーサンになだめられ、マリウスに宛てた手紙を庭に残すことにする。パリの街ではラマルク将軍が亡くなり、アンジョルラスはABCの友のリーダーとして、とうとう自由のために行動を起こすことを宣言した。あちこちの結社が同調し、一気に活気付く同志たち。しかし、コゼットとの約束が果たせなかったマリウスは途方に暮れ街をさ迷っていた。そしてその夜、マリウスへの手紙を携えて庭へ出るコゼットの前に、思いもよらぬ人物が姿を現すのだった。

第39話 1832年6月5日

マリウスがようやくコゼットを訪ねたとき、既に一家は屋敷を立ち去った後だった。マリウスは悲嘆に暮れながら、夜のパリの街でコゼットを探し続けた。新しいアパートに着いたコゼットは、エポニーヌが手紙を持ち去ってしまったことを知らないまま、マリウスのことを案じる。翌日、パリの街では将軍の葬儀が行われ、消沈した街の人々が棺を見送っていた。そしてとうとう、群集と警察が衝突を起こし、パリに暴動の火の手が上がる。ABCの友の仲間は街中の拠点へと移動し、市民と協力して武器を運びバリケードを築く。ガブローシュもまた、革命に協力するためにシュシュを置いて一人街中へと向かっていった。

第40話 革命の夜

今やパリのあちこちにバリケードが築かれ、市民と警官たちが睨み合いを続けていた。アンジョルラスたちのいるコラント酒場のバリケードでは、男たちが金属を溶かして弾薬筒を作り、女たちがシーツを裂いて包帯を作っていた。やってきたガブローシュは自分も革命に参加したいと名乗り出る。ジャンは不穏なパリの街の様子を心配し、コゼットをイギリスへ行かせるかどうかを決めかねていた。やがて警官隊がバリケードを囲み、いよいよ戦いの火蓋が切って落とされる。コゼットと幸せになるためにも、マリウスは亡き父に祈りを捧げ、革命に参加することを決意するのだった。

第41話 エポニーヌの恋

マリウスの必死の働きによって危機を脱することができたコラント。静まり返る周囲の様子に、バリケードの仲間たちは次の攻撃に忙しく備えていた。頭を冷やそうとマリウスは外へと向かうが、そこには政府軍が密かにバリケードの様子を伺おうと残した偵察兵の姿があった。ロマルメ通りのアパートで必死にマリウスの無事を願い、祈りを捧げるコゼットの想いも届かず、マリウスを無慈悲に銃弾が狙う。しかし、間一髪のところで飛び出してきた一人の青年が、マリウスを助けるのだった。

第42話 マリウスからの手紙

バリケードの中に潜り込みアンジョルラスたちを偵察していたジャヴェールは、ガヴローシュに正体を気づかれ、とうとう捕らえられてしまう。政府の攻撃を前にマリウスはガヴローシュの身を案じて、コゼットの住む安全なロマルメ通りのアパートへと手紙を託す。しかしマリウスの気遣いを知らないガヴローシュは、コゼットにも会わぬままバリケードへ戻ろうとする。そして門番からマリウスの手紙を受け取ったジャンは、マリウスとコゼットの強い思いを知り、ついに恋人たちのために自らバリケードへと向かうことを決意する。


世界名作劇場 レ・ミゼラブル 少女コゼット