世界名作劇場 レ・ミゼラブル 少女コゼット

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第43話 ガヴローシュの願い

コラントの店の中で、ジャンは、捕らえられ柱に縛られたジャヴェールと再会する。一方、家に戻らないジャンを心配するコゼットも、こっそりと屋敷を抜け出て教会へと向かうのだった。バリケードでは、アンジョルラスたち学生が政府の激しい攻撃に劣勢を強いられていたが、相手の兵士が自分たちと同じ若者であることを見ると、引き鉄を引くことを逡巡してしまう。自分のような不幸な子どもたちのために、学生たちと一緒に闘おうとするガヴローシュは、危険を顧みずに倒れた兵隊の銃弾を奪おうと表に飛び出してしまう。
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第44話 未来へのともしび

ロマルメ通りのアパートでは、医者に手当てを受けたガブローシュが眠っていた。コゼットは、自分との約束を守り、ガブローシュを助けてくれたシュシュを抱きしめるのだった。バリケードの外では再び政府の攻撃が始まるが、ジャンは学生たちの武器を失わせようとする政府の挑発に乗らないように進言する。学生たちの蜂起にパリの市民はとうとう答えてくれず、他のバリケードも次々陥落させられていった。そしてついに、プルーヴェールが捕らえられ、仲間を助けようとするアンジョルラスたちの目の前で銃弾に倒される。

第45話 パリの下水道

ついにすべてのバリケードが陥落し、学生たちの革命も失われてしまった。瓦礫の中でジャヴェールは必死にジャンを探すが見つからない。残党を追う警察は、パリの地下の下水道へと続いていく。コゼットの必死の手当で意識を取り戻したガヴローシュは、再会を喜ぶが、バリケードの学生たちを心配して戻ろうとする。帰らないジャンとマリウスの身を案じたコゼットは、ガヴローシュの代わりにバリケードへと向かった。しかしそこには、負傷した人々や砲撃で壊されたバリケードの無残な姿があるだけだった。

第46話 ジャヴェールの正義

地下水道から抜け出しセーヌ河のほとりに辿り着いたジャンを待っていたのは、ジャヴェールだった。自らの信念に基づき、ジャンを捕らえようとするジャヴェールだったが、傷ついたマリウスの助けを求めるジャンの言葉を受け入れ、マリウスを家に送り届けることを承諾する。馬車の中で、罪人は一生罪人だと決め付けるジャヴェール。その言葉に過去の出来事を回想するジャンは、ミリエル司教に救われて、人は生まれ変わることができると心から悔い改めた過去を語りだすのだった。

第47話 心の絆

置いてきたブレソールとユーグを案じて、怪我が治らないまま出て行こうとするガブローシュ。コゼットが心配して引きとめていると、ジャンが2人を連れてアパートに戻ってくる。やっと再会できた3人を、コゼットは弟のように思い微笑むのだった。一方、重傷を負ってジルノルマン家に送り届けられたマリウスは、つききりで看病する祖父たちに見守られていた。高熱にうなされながらもABCの友たちの身を案じるマリウス。コゼットは毎日、マリウスのために心をこめて縫ったガーゼを届け続ける。

第48話 コゼットとマリウス

秋になって大分体が回復してきたマリウス。ジルノルマン邸の庭で、コゼットと2人で穏やかな時間を過ごしていた。歩けるようになったマリウスは、自分の命を救ってくれた恩人について語り、ぜひ感謝の気持ちを伝えたいと希望する。傷ついたマリウスを乗せた馬車をようやく探し出し、御者の男からその時の様子や恩人の風体を聞かされた2人は、恩人はジャンではないかと思いをめぐらせる。


世界名作劇場 レ・ミゼラブル 少女コゼット